一条工務店グランセゾン施主の絶望!?一条工務店、苦渋の選択か
皆様こんばんは。
現在ハウスメーカーの中で一番勢いのある一条工務店で大きな動きが起こっていますね。
今回の騒動を簡単に説明すると、
一条工務店にはi-smartという商品があり、
一条工務店をハウスメーカー売上棟数1位に輝かせたこともある断熱性に特化した大人気商品です。
この商品の断熱性をグレードダウンさせ、住宅設備を豪華にしたのがグランセゾンという商品です。
この2つの坪単価は
i-smart 67万円
グランセゾン 70万円
となっており。坪単価に3万円の開きがあります。
30〜35坪が戸建ての平均なので
グランセゾンを選んだ方というのは
概ね100万円の追加費用を払い
性能を落とし(断熱性的に金額50-100万円程度)
トータル150-200万円を住宅設備に振っているということです。
しかし今回のコロナの影響でi-smartにグランセゾンの住宅設備(一部)が導入可能となってしまったのです。しかも無料で。
ということは、凄くザックリとした説明になりますが、出来た家は性能が50-100万円劣っており、支払う金額も100万円増えるというダブルパンチが、グランセゾンユーザーに刺さったわけです。
それによりグランセゾンユーザーの怒りが爆発😅
まぁ当然といえば当然の反応ですよね。
一条工務店は設計から施工の約80%をフィリピンの経済特区の工場で行っています。
現在フィリピンの工場については段階的に進んではいるものの多くの顧客に遅延が発生しています。
そして一条工務店は遅延が発生した施主への家賃保証とつなぎ融資の負担を発表しています。これ自体は大変素晴らしいことであり、他のハウスメーカー以上の対応ではないかと思われます。
しかしこの負担金の割合が思った以上に大きかったことに加え、グランセゾンの製造ラインが人気によりコロナ前からパンク寸前であったため、i-smartへの顧客の誘導も兼ねて今回の対応を行ったのではないでしょうか?
今回のi-smartのアップグレードは上棟の延期が条件のため、家賃保証を負担するより自社製品での保証の方が単価的には安くなります😀
なおかつ新規の契約者は比較的建築スケジュールに余裕があり、性能も高いi-smartを契約するでしょう。
これにより一条工務店側としてはコロナでの損失を減少させるとともに建築スケジュールの平準化も行おうという魂胆でしょう。
グランセゾンユーザーについてはやはりi-smartとの住宅設備の差から、グランセゾンを選択されるユーザーも多いかと思いますので、この怒りについては理解できます。しかしながらi-smartをアップグレードする顧客に関しては3-6ヶ月程度完成が遅れる損失を住宅設備によって補填して頂いているので、それを攻めるのは筋違いかと、今のInstagramの投稿を見ていると感じます。
グランセゾンユーザーの取る道としては、
i-smartへの乗換(家賃保証無し)
グランセゾンユーザーへの補償の交渉
グランセゾンを継続(家賃保証あり)
が現実的な道ではないかと思います。
私は二軒目の注文住宅を一条工務店で建築しており、今回の件を営業さんに聞いたところ、この優遇については今回のコロナが落ち着くまでの一定期間の措置と考えられるということです。それ以降はオプション対応で住宅設備のアップグレードが可能になるかと思うとのことでした。
コロナの影響でドコもドタバタになっていますが、一条工務店はアフターサービスにも定評のある会社ですので、ゴールデンウィーク明けの対応を冷静に待ってみるのも一つの手ではないでしょうか?
それではまた次回お会いしましょう!